de54à24

pour tous et pour personne

d'actualité

サバイバルに必要なのはナイフではない

今年で一番夏に近い日の朝に目を覚ますと、いつものように淹れたコーヒーに氷を三つ浮かべた。それからカップを持っていつものようにベランダに出て、よく晴れた青空になんとも言えぬ満足感を覚えながら、南側と西側の壁に沿って並べたプランターのなかの様…

和太多的太陽花, 這是一場盛大的戰事

日本では桜が街角や公園からテレビのニュース、そしてウェブサイトまで、あちこちで美しい花を見せているが、ここしばらくfacebookをひらくと日本の桜に混ざって台湾のヒマワリとカーネーションが花を咲かせている。 2013年6月に台湾中国間で調印された「サ…

流れとよどみ

2月14日、世はバレンタインデー一色となっているのを横目に、2005年のこの日に大阪の寝屋川中央小学校で起きた教師殺傷事件についてをただ黙々とネットで調べていた。一審で懲役12年の判決を受けていた犯人の少年(事件当時17才)に対し、大阪高裁(古川博…

風俗街の舗道で、今日のナナたちの自由

一昨日の晩から、あろうことか「自由」について考え続けている。そして昨日の晩からはそれに加えて「本質としての死/現象としての死」という表現が頭からは離れない。寝て起きたら忘れるどころか、私の意思に代わって思考を続けていた夢のおかげで、寝起き…

Vivre sa vie!

二月になったばかりだというのに、昼間は南側の窓に加えて東側の部屋で一番大きな窓も開け放つほどに気温も湿度も高かった。夜になってもまだ寒いとは言い切れない、なんとも心地の悪い空気が漂っている──挙げ句の果てに少し前からお囃子が聞こえるのである…

家族の在処: Reconnecting laws to the systems

ここ数週間、400mgまで増やしたセロクエルを毎夜服用するようになってから、生活の主導権が完全に私の意思から眠りへと移っている。それまでしてでも身体や脳にまずは休眠を与えたいという主治医の方針に同意した上とは言え、増薬の引き金となった深い抑う…

されど、死ぬのはいつも他人

学部時代の恩師は、よく彼の幼い頃の出来事について言い及んだ。それはある夜、布団にくるまる小さな彼をふと突然に「死」という概念が襲い、眠りどころか彼の小さな世界全てを錯乱に陥らせては、ついには彼を生きていられないほどの恐怖に引きずり込んだと…