de54à24

pour tous et pour personne

Entries from 2014-03-01 to 1 month

深き瑞々しさを湛えた最良の部分

飼い猫を連れての一時帰国をしている両親から段ボール4つ分の届け物があった。一つは発泡スチロールの箱で、そこには冷凍の魚がいっぱいに詰め込まれていた。もう一つの箱にはが豚の角煮ときんぴらゴボウ、ふきの煮物、キャベツの甘酢漬けなどの私が好きな母…

うさぎとヴェールに残酷で愛のこもったお別れを

書き物に無駄なものが多く混ざり過ぎていたのを感じてしばらく書くのをやめることにしてから、外の空気は随分と暖かくなった。相変わらずの日々が続いている私にも、この三寒四温のペースくらいには変化が起きていますようにと、言もなく静かに祈り続けてい…

sakuraing, the wide blue yonder

河瀬の音が山に来る、春の光は、石のやうだ。筧の水は、物語る白髪の嫗にさも肖てる。雲母の口して歌つたよ、背ろに倒れ、歌つたよ、心は涸れて皺枯れて巌の上の、綱渡り。知れざる炎、空にゆき!響の雨は、濡れ冠る!・・・・・・・・・・・・・・・われかにかくに手を拍く…

桜桃

二週間ぶりの通院。ここのところ二回に一度はベッドから起き上がるのにも小一時間は掛かかってしまうほどに体調が優れず、やむなく病院の予約をぎりぎりになってキャンセルしている。先週もまた起床の時間になってもベッドのなかで身動きひとつとれず、病院…